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回答先: 簡単です。 投稿者 ★阿修羅♪ 日時 1999 年 12 月 31 日 10:10:40:
マイクロソフト発行の小切手が競売に
By Patricia Jacobus/日本語版 矢倉美登里
Tue 18 Jan 2000 15:45 PT
オークションサイトの米イーベイ(eBay)では18日(米国時間)、500ドルの小切手を我が物にしようとして入札者が競り合った。この小切手は、米ホットメールのドメイン名の登録料35ドルを肩代わりしてくれた謝礼として、米マイクロソフトが先週末、あるコンピューター・コンサルタントに渡したものだ。
コンサルタントのマイケル・チェイニーがこの小切手を競売に出したのは16日のこと。競売で得た金は入札者が選んだ慈善事業に寄付されるが、金額は2000ドルほどになりそうだ。
チェイニーは、額面をはるかに上回るような価格で入札されるとは思わないと言っている。
だが18日の噂では、小切手はすぐに人気を呼んだという。太平洋標準時午後3時までには、ある登録サイトがこの小切手に2500ドルの値を付けていた。
「大企業でも間違いを犯すことが一目でわかる記念品としては、とてもいい買い物だ」と、登録サイト、ユアネームフリー(YourNameFree)・コムの社長であるリチャード・ローは電子メールのなかで語っている。「それに、われわれがマイクロソフトの小切手を手に入れる機会なんて他にはないだろう?」
そもそも事の発端は、クリスマスイブにテネシー州ナッシュヴィルのLinux専門コンサルタントであるチェイニーが、ホットメールのアカウントへのアクセスを拒否されたことだ。
チェイニーはオンライン・ディスカッショングループのスラッシュドット(Slashdot)を通じ、マイクロソフトがパスポート・コムのウェブアドレスの登録料35ドルを米ネットワーク・ソリューションズに支払っていなかったため、すでに12月24日に有効期限が切れていることを知った(英文記事)。パスポート・コム・サイトは、ユーザーのIDとパスワードを照合して、ホットメールを始めおよそ25種類のサービスへのアクセスを提供している。
ドメイン名が失効したため、自分のアカウントにアクセスしようとした一部のユーザーは、ドメインが利用できないことを示すエラーメッセージを受け取った。
そこでチェイニーはネットワーク・ソリューションズのサイトにアクセスし、自分のクレジットカードでこの登録料を支払った。
「マイクロソフトを助けようと思ってこんなことをしたんじゃない」と、チェイニーは18日朝のインタビューで語った。「ホットメールのユーザーを助けるためにしたんだ」
マイクロソフトの代表は、今のところコメントに応じていない。
チャニーは、15日朝に米エアボーン・エキスプレスを通じて小切手を受け取ったとき、その額を見て驚いたと言う。
「小切手が届くことは知っていたが、金額は知らなかった。ただ『小切手』と言われていたから。35ドルなのか15ドルなのかそれとも別の金額なのか、全くわからなかった」
チェイニーは小切手を現金化するつもりは全くないという。小切手は16日からオークションに出されており、あと9日間入札を受け付ける予定だ。