「BeOS」無償配布へ

 
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投稿者 一刀斎 日時 2000 年 1 月 19 日 20:25:13:

http://www.zdnet.co.jp/news/0001/19/be.html
TOP STORIES 2000年1月19日
「BeOS」無償配布へ――Beの狙いはデスクトップから情報アプライアンスに移行

【米国発】 2000.1.18 6:00 PM PT――
 「Linuxがうまくいったのだから,われわれもうまくいくはずだ」
 こうした考えのもと,Be Inc.は1月18日,同社の基幹製品であるBeOSをコン
シューマーが無料でダウンロードできるようにすると明らかにした。これにより
同社は,オープンソースの手本でもあるLinuxとの競争に身を投じることにもな
る。
 同社会長兼CEOのJean-Louis Gassee氏は「デスクトップ市場での短期的な売上
は追求しないことにした。開発者の注目を家庭に向けさせることが目的だ。ある
意味でLinuxはわれわれに,心と財布を開けばWindowsの外にも世界が開けるとい
う事実に気付かせてくれた」と述べている。
 Gassee氏は無償提供によってBeOSに多くの開発者を引き付け,同社が新たに焦
点を当てようとしているインフォメーションアプライアンス市場向けのアプリ
ケーション開発のため十分な規模で,開発者の才能を集結しておきたい考えだ。

だれにでも無料で提供

 これは容易なことではない。Linux熱によって大量の開発者がこのUNIXライク
な無料プラットフォームに取り組み,MicrosoftはMicrosoftで引き続きWindows
CEを駆り立てている中で,社員100人ほどのBeが,今後を有望視されている市場
に後発で参入するのは苦労を伴う。
 BeOSの無償提供は,Beがこの新しい市場で何ら役に立つ基盤を得ることもでき
ずに売上を失うリスクを犯すことでもある。こうした類のシナリオがウォール街
を駆け巡っているとみえて,最近値上がりしていたBeの株価は18日,3ドル56セ
ント(18.4%)下げて15ドル81セントで引けた。
 同社はBeOSをインターネットのフリーウェイに乗せるためもう1歩踏み込むこ
とも検討中だ。恐らく同社のソースコードをGNU General Public License
(GPL)のもとに公開するに至るとみられる。
 「(ソフトをGPLで公開するかしないかについて)多くの人に尋ねられた。そ
の時がくればわれわれはこれに答えを出す予定だ」とGassee氏は話し,中途半端
なことはしたくないと言い添えた。
 同氏はMozillaの名で知られるNetscapeブラウザのオープンソース版を作り出
そうという計画が,一貫したサポートが得られないために失敗していることを引
き合いに出し,「これまで多くの企業が,開発者に不誠実だと思われるような行
動を取ったために批判されるのをわれわれは目にしてきている」と言う。

出遅れた動きか?

 慎重になるのは結構だが,Beの動きは遅すぎるのだろうか。そうは思わないと
いうのは市場調査会社IDCのインフォメーションアプライアンス担当アナリスト
Kevin Hause氏。
 「LinuxであれBeOSであれそれ以外のOSであれ,いずれかのOSがこの市場で圧
倒的な地位を確立することになるとは思わない」とHause氏は言い,OSではなく
アプライアンスのブランドが重要になると指摘する。
 インフォメーションアプライアンス参照プラットフォーム「WebPad」を開発し
ているNational Semiconductorもこの見方に同調する。「OSの総体的な概念は,
一般ユーザーには意識されないものにして,ただスイッチを入れれば起動し,好
きなように使えるようにすることだ」と同社スポークスマンのPaul Barbieri
氏。
 National SemiconductorはBeOSベースのWebPadの共同開発に当たることで合意
しているが,同時にLinuxおよび「PSOS」というほとんど知られていないOSを
使ったWebPadの開発にも当たる。
 Gassee氏がエキサイティングに感じるのもこのような競争があるからだとい
う。同氏はCompaq Computerとの間でBeOS搭載のインターネットアプライアンス
開発で合意していることを挙げ(12月21日の記事参照),唯一必要なのはオープ
ンで公正な競争だけだと強調した。
 「アプライアンス市場はまだ未成熟だ。1社の独占企業が立ちはだかって他社
を妨げているということもない。当社は今,主要プレイヤーになるチャンスを手
にしている」(Gassee氏)




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