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01/13 08:57 中国の潜在的脅威を指摘 返還のパナマ運河で米軍 外信22 #01
【ワシントン12日共同】昨年末に米国からパナマに返還された
パナマ運河で香港系海運企業が影響力を強めている問題で、中南米
を担当とする米南方軍司令部が中国による「潜在的な脅威」を指摘
した機密扱いの報告をまとめていたことが、十二日分かった。
報告は、中国が香港系企業を使い「あからさまに運河を妨害する
ことはない」と予測し、「親中国企業の存在がもたらす潜在的脅威
は間接的なもの」と指摘。具体的には(1)香港系企業が対中輸出
禁止品目となっている先端軍事技術などの密輸拠点となる(2)中
国が経済的影響力を利用して台湾と外交関係を持つ十六の中南米諸
国に圧力をかける―などを挙げている。
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01/13 08:57 中国の潜在的脅威を指摘 返還のパナマ運河で米軍 外信22 #02
報告は南方軍共同情報センターが十月にまとめ、約四割が機密扱
いを解かれて十二日公表された。依然機密扱いの部分は「潜在的脅
威」をより具体的に説明しているとみられる。
パナマ運河をめぐっては、昨年共和党保守派が香港系企業を利用
した中国による運営権掌握の懸念を表明したが、クリントン政権は
「中国の脅威が増すことはない」と反論してきた。
運河の太平洋側と大西洋側の二つの港湾を香港系企業が二十五年
契約で借り受けており、報告は同企業の親会社を所有する香港の実
業家が中国政府指導部と幅広い関係を持っていると指摘している。
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