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〜週刊東洋経済の広告より〜
マンデル教授、金価格600ドルを予測。
「金は21世紀にも、世界の中央銀行の準備資産の中で、
重要な役割を果たしつづける」
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1999年ノーベル経済学賞を受賞したコロンビア大学経済学教授
ロバート・マンデル氏は、さる11月19日パリで開催されたワー
ルド・ゴールド・カウンシル主催の中央銀行家を対象とした国
際会議で、「将来の国際金融制度の三本柱―ドル、ユーロ、そ
して金」と題する基調講演を行った。同氏の発言の要旨をここ
に紹介する。
世界の公的準備資産の総額は約2兆ドルだが、今後12年間にそ
の量は倍となる。その最も重要な部分は米ドルが占め、増加部
分の多くはユーロとなろうが、金の地位も引き続き重要である。
金融制度内からの金の大量流出は考えられず、金が今の地位を
保ち続けるならば、その価格は上がる以外にない。
公的準備資産の総量が6%ずつ増えると、金価格は2010年までに
600ドル前後まで上昇しよう。
21世紀に入っても、各国は紙幣のみを保有するようなリスクを
冒すことはない。各国通貨が完全変動相場で動く中、金は安定剤
としての機能を果たす。世界が全て紙幣へ移行したといっても、
わずか28年に過ぎない。
中央銀行は1970年代の経験に学び、インフレ防衛策を実行してき
たが、それが今後も万全かといえばその限りではない。もし70年
代のようなインフレがおきれば、金はヘッジとしての役割を果た
すだろう。
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ワールド ゴールド カウンシル
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よって組織された非営利法人です(日本からは住友金属鉱山と三菱マテリアル
の2社が会員となっています)。グローバルな金の需要促進を目的として1987年
に設立されました。ロンドンに本社をおき、主要17ヵ国において調査研究、
規制撤廃、広報など幅広い活動を行っています。なお、WGCは金の販売には
直接関わっていません。