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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/news03.html
2000年1月5日東京株式:
終値は460円安 世界同時株安の様相
ニューヨーク株式市場の急落を受け、東京株式市場は5日、これまで相場を
引っ張ってきた電機・情報通信関連株が軒並み売られる展開となり、日経平均株
価は一時、前日終値比781円04銭安まで値を下げ、1998年10月8日に
799円55銭下げて以来の下げ幅を記録した。4日から5日にかけて、欧州、
アジア各国の株式市場も軒並み安になり、米国発の世界同時株安の様相を見せて
いる。日本時間の5日深夜から6日未明のニューヨーク市場の動向に注目が集
まっている。
東京市場は午後に入ると買い戻しの動きも入り、日経平均株価は同460円
31銭安の1万8542円55銭で取り引きを終えた。投資家の強気のを支えて
きた米国株式市場が長期金利の上昇を背景に大幅に下げたことで、「米国頼みの
国内相場も調整は必至」(準大手証券)との見方が台頭。ソニーや京セラ、富士
通がストップ安になるなど、ソフトバンク、NTTドコモ、NTTデータなど情
報通信や電機ハイテク株に一斉に利益確定の売りが集まった。
ただ、食品バイオ関連など好調な銘柄も多く、東証1部では値下がり銘柄
554に対して、値上がりが661と上回った。同1部の出来高は5億5309
万株だった。 【大塚 卓也】
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/news09.html
2000年1月5日アジア株式:
アジア株式市場、軒並み暴落
【クアラルンプール5日加藤暁子】ニューヨーク株の急落を受け、5日のアジ
ア株式市場は香港や韓国、シンガポールの株価が軒並み暴落した。香港は、
1997年10月の世界同時株安以来、史上2番目の下げ幅を記録、ソウル株は
過去最大となるなど、軒並み急落した。
香港株式市場の指標となるハンセン指数は前日比1226・10ポイント安の
15846・72と、7・2%急落した。ソウル総合株価指数は6・9%と過去
最大の下げ幅を記録した。
このほか、シンガポールが5・5%、バンコクが6・5%、ジャカルタが3・
2%、マニラが3・6%、クアラルンプールが2%とほとんどの市場が急落、台
北だけは小幅上昇で取引を終えた。
アジア市場では、年明けから香港を中心にインターネット関連株を中心に買わ
れ、史上最高値を更新するなど過熱気味の上昇基調が続いていた。このため、米
国市場の動向次第で今後調整局面を迎えると警戒感を強めている。