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10/25 17:39 強い「解 社会67 #03
政府は、七七年九月に日本赤軍が日航機を乗っ取った「ダッカ事
件」で、超法規的措置による獄中同志らの釈放と身代金六百万ドル
の支払いに応じ「テロに妥協」と国際的批判を浴びた苦い経験を持
つ。テロ対策は主要国首脳会議の合意事項。身代金は政府にとり表
向きは絶対の「禁じ手」だ。
ただ「『テロに弱い金持ち国』というイメージを払しょくしない
と、事件が繰り返される」とする声がある一方、外国の旅行者やビ
ジネスマンを狙った世界各地での誘拐事件に備え、専門の保険会社
が活躍しているのも事実。
ちなみに身代金分などの保険金一千万ドル(約十億円)だと、掛
け金は年三十五万ドル(約三千七百万円)程度ともいう。
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(了) 991025 1740
[1999-10-25-17:39]
続き (改行で次文書 E:終了)
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10/25 17:39 強い「解 社会67 #02
金額には諸説。キルギス軍に捕まったイスラム武装勢力のメンバ
ーが供述した「百万ドル」から、解放交渉に加わった国会議員が合
意したという「二百万ドル」、さらには大詰めで武装勢力側は「五
百万ドル」につり上げたともいわれる。
民間の在外邦人を狙った過去の誘拐事件での身代金は、一九八六
年の三井物産マニラ支店長が約二億円、九六年のメキシコの三洋電
機現地法人社長は約二億円―などとされ、今回も「経済大国」日本
を突いた高額要求だったとみられる。
(続) 991025 1739
[1999-10-25-17:39]
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10/25 17:39 強い「解放に身代金」説 日本政府は否定に躍起 社会67 #01
キルギスの日本人技師拉致(らち)事件をめぐって、邦人人質解
放に多額の身代金が支払われた―という見方が強まり、政府は青木
幹雄官房長官らが「そんな事実はない」と繰り返し否定するなど、
打ち消しに躍起となっている。
身代金による「解決」説は早い段階から出ていた。キルギス大統
領府筋は、事件直後に日本側が「百五十万ドル(約一億六千万円)
まで払う用意がある」と伝えてきたと話す。
オモロフ国防省報道官も九月末の記者会見で「日本政府に身代金
支払いの用意があるというのは本当か」と聞かれ「そういう話があ
ることは聞いている」と答えた。
(続) 991025 1739
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
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[1999-10-25-17:39]
共同