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回答先: ロシア、乗っ取り事件で緊急国連安保理開催求める 投稿者 gaattc 日時 1999 年 12 月 27 日 12:43:58:
http://www.asahi.com/1227/news/international27010.html
asahi.com perfect
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インド機乗っ取り犯人が乗客殺害予告 ぎりぎりの折衝
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インド上空でインディアン航空機が乗っ取られた事件で27日、犯人グループ
は、インド政府がインドで服役している宗教指導者の釈放などの要求に応じなけ
れば、人質を殺すと警告した。これに対し、インド政府は初めて犯人と直接交渉
する意向を表明、同日午後6時半(日本時間午後10時)すぎ、交渉団が特別機
で現地に到着した。乗っ取り機が駐機するアフガニスタン南部カンダハルで、犯
人側と最悪の事態の回避を目指しぎりぎりの折衝に入った。
現地からの報道によると、犯人グループは当初、要求受け入れの期限を午後1
時(日本時間同5時半)に設定していた。インド政府が交渉に応じる姿勢を見せ
たため、最後通告はいったん取り消したという。交渉団は空港の管制塔から無線
で話しあっているとみられる。
インド政府当局者によると、午後1時すぎの時点で、機内に残された日本人女
性のヒサダチアキさんを含む乗客、乗員約160人は全員無事という。
アフガニスタンを実質支配するイスラム原理主義勢力タリバーンは、犯人が人
質を殺害した場合、乗っ取り機に突入し、人質を救出すると犯人側に警告した。
タリバーンのムタワキル外相は、AFP通信に「ハイジャック犯が管制塔に、2
人の人質の手足を縛り、殺す用意があると伝えてきた」と述べた。タリバーンの
武装兵が機体を取り囲んでいるとの情報もある。
犯人らと接触を続ける国連のデムル人道問題調整官によると、人質の健康状態
は悪化しており、乗っ取り機の機長は、犯人の設定した期限前に国際社会が何ら
かの対応をとるよう訴えたという。
インドのシン外相は、交渉団の派遣について「犯人の要求は人づてに聞いてい
るだけなので、正確に把握したい」と述べた。派遣された一行は交渉担当者7人
を含む30人で、外務省高官が率いている。同外相は、「乗客、乗員の安全」と
「インドの国益」をともに重視する考えを述べ、人質の解放を最重視する一方、
犯人が要求するパキスタンと係争中のカシミール問題での妥協も難しいとの考え
を示唆した。(01:34)