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(以下、全部転載)
今は宗教法人ではないが、そのまま任意団体として存続しているオ
ウム真理教諸君は今月27日をもって文字どおり「アウトロー」にな
る。
例の団体規制法、ちゅうやつである。これはリストラ寸前の公務員
集団、公安調査庁の生き延び作戦の法律であるのだが、形としては、
オウムに網がかかる、というので反対もしにくいからこのまますんな
り成立するねん。
するとどうなるか、ちゅうとやな、29日に上祐が広島刑務所から
出所するわけや。と、またこの国特有のアホマスコミ一斉土石流報道
がはじまって、国民ノー味噌破壊マスコミはオウム・上祐一色でメデ
タイ正月を迎えることになる。
なにがメデタイかというと、おめでたいのは国民であるわけだ。と
いうのはいま、ひそかに、自民党は「ないない」といいながら一月国
会冒頭解散を隙あらば、と狙っておる。
そこで、年明けの1月5日から、オウムに網かけてその情報を垂れ流
すと、国民は一気に、まあ、「あの怖いオウムが戻ってくる」とかい
うて「やっぱり頼りになるのは自民党や」とみんなではないがかなり
の数、一地方で数十万、というぐらいのやつらはだまされてまうちゅ
うわけや。
むろん、オウムはアホでどうしようもないやつらではあるが今の彼
らに、何かする力、などというのはない。したがって、彼らの過去
と、現在では政治的意味がまったく違うんやね。しかしながら、日本
の国家権力とマスコミにとっては、これからがオイシイとこや。オウ
ムをたたけば「正義、秩序の守護者」とかの役割を演じられる。ほん
まに奴らがヤバかったときには何の力にもならなかった、官僚とマス
コミが真の役割である体制補完のお仕事をこころおきなくできる、と
いう、そおいうありがたい存在なのだ。
しやから、実はわし、こないだオウムの幹部連とおうてゆうたった
んや。「おまえらの生き残る道は、今月26日に解散するしかないで
え」ゆうたった。きとったんはまんざらアホやないから、わかったよ
うな顔しておったが、結局、ほかのやつらを説得はようせんかったら
しい。なんもせんでずるずるときてしもた。わしは「べつに宗教でも
なんでもええけど、一度解散して、個におまえら一人ひとりが戻って
もいちどかんがえてみい」ゆうたんやけどな。電脳キツネ目組にくる
んとはちょっと毛色がちゃう連中やさかい、ようはわからんかったん
やろなあ。
このままいくと、「不祥事」という名前でよばれる真の姿の端っこ
がちらりとみえてしもた警察が「失地回復」とばかり、オウムで点数
稼ぎに乗り出すことはみえみえなんやけどなあ。オウム狩りの季節に
なる
ま、そんなわけで、結局アホやから、このままいってまうやろ、と
はおもうけど、オウム諸君に最後の忠告をすると、「君等、26日に解
散してしまえ。それが君等に残された権力に最大の打撃となる戦術で
ある」ということだ。そして、宗教に自分らの救いを求め、頼ろう、
というのなら、自分たちの力でそれなりの宗教をゼロから作り直すこ
とや。大体歴史に生き残った宗教はみなそれぐらいのことはやってき
とるがな。
そして、組員、党員、党遊諸君は、この国の土石流マスコミが正義
づらして、結局は官僚権力強化の助っ人となる姿を、新年早々、また
見せられることになるだろう。盗聴法のときといっしょやでえ。しっ
かり、わしのゆうたことがあたっとるのがまあ、29日からわかること
だろう。
なんで、それでも一応、オウム幹部がわしのいうこと聴くかって?
そら前のとき破防法弁護団つくったん、わしなんや。まだ、「突破
者」出版する前やったけどな。
12月23日深夜 大阪のホテルで
宮崎 学