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12/23 17:41 縄文の人形ペンダント盗難 石川県の真脇遺跡で出土 社会37 #01
石川県能都町真脇の真脇遺跡で出土した縄文時代後期の石製の人
の形とみられるペンダントと丸玉二個が、展示されていた同町立真
脇遺跡縄文館から盗まれていたことが二十三日までに分かった。能
都署は盗難事件として捜査している。
能都町教育委員会によると、人形ペンダントは全国でも類例がほ
とんどなく、調査団の研究者の一人は「縄文時代の精神生活を知る
貴重な資料」としている。
人形ペンダントは七月に出土し、長さ四・五センチ、最大幅二・
八センチ、厚さ一・二センチの滑石で緑がかった茶色。足とみられ
る部分が逆V字に二つに割れており、側面にはひもを通す穴が開い
ている。丸玉はいずれも約一・六センチの翡翠(ひすい)で薄緑色
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(続) 991223 1740
[1999-12-23-17:41]
12/23 17:41 縄文の人形ペンダント盗難 石川県の真脇遺跡で出土 社会37 #02
能都署の調べや縄文館によると、人形ペンダントや丸玉は約三十
点の出土品ともに、八月からかぎ付きのガラスケースに展示。職員
が今月八、九日ごろ、ペンダントがないことに気付いたが、別の職
員が出張で持って行ったと思い込み、紛失したことを十四日に確か
め、能都署に被害届を出した。
能都署はガラスが割られた形跡がないため、かぎを掛け忘れ、何
者かが持ち去った可能性もあるとみている。縄文館は常勤職員が二
人で、展示品を常時、監視しているわけではなく、防犯カメラも設
置されていなかった。
(了) 991223 1740
[1999-12-23-17:41]