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12/23 20:53 厳戒態勢で新年迎える聖地 イスラエルがテロ警戒 外信85 #01
【エルサレム23日共同】イエス・キリスト生誕二○○○年の到
来を間近に控え、聖地を抱えるイスラエルでは、キリスト教の狂信
的カルトがテロを起こすおそれがあるとして、厳戒態勢を敷いてい
る。ユダヤ、キリスト、イスラム三宗教の微妙なバランスの上に立
つ聖地は、祝祭ムードとは裏腹に警官の姿が目立つ中で、新年を迎
えることになりそうだ。
イスラエル警察によると、年末年始にかけて、警官はいっさいの
休暇を取り消され、国内に一万二千人を配備、エルサレムでは三千
人が警戒に当たる。軍も原則的に休暇返上で不測の事態に備える。
(続) 991223 2052
[1999-12-23-20:53]
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12/23 20:53 厳戒態勢で新年迎える聖地 イスラエルがテロ警戒 外信85 #02
イスラエルが警戒を強めるのは、メシア(救世主)の到来を信じ
る宗派の一部。「暴力行為が世の終末とキリストの再臨を促す」と
して、聖地で集団自殺したり、モスクの破壊や殺人など暴徒化する
恐れがあるからだ。テロは「中東全体を炎に包む」(オルメルト・
エルサレム市長)ことになりかねない。
年末年始はちょうど、イスラムのもっとも神聖なラマダン(断食
月)に当たる。三十一日から元日にかけてはユダヤの安息日でもあ
る。エルサレム旧市街は観光客や巡礼者に加え、祈りをささげる両
信徒で埋め尽くされる。イスラムの聖地アルアクサ・モスクには三
十一日、四十万人が訪れるとみられ、カルトのテロが心配されてい
る。
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イスラエル警察は一九九八年に、カルトや過激団体摘発のために
特別対策チームを編成、これまでに数グループを国外退去処分にし
ている。
(了) 991223 2052
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