Tweet |
http://www.age.ne.jp/x/satosi/kimin/announce.html
日中フォーラムからのお知らせ
山形国際ドキュメンタリー映画祭'99・韓国正式出品作品
「北朝鮮の少年たち、中国へ逃れる」
上映会
日時:1月15日(土) 1:30開場 2:00開始
場所:エポック10(池袋・メトロポリタンプラザ10F)
TEL:5954-1015
料金:800円
韓国の新聞社で写真班に在籍する記者が、中国の国境を渡った北朝鮮の少年たちを
取材し、ビデオ作品にまとめた。少年たちをインタビューし、日常生活を追う。家族
の元に帰りたいと訴える涙ながらの話は見る者の感情に触れはするが、韓国の観光客
から金を無心し、異国の都市で自立し生活していくたくましさと、売るために米をか
ついで北朝鮮に戻っていくしたたかさに、この題材の意外なリアリティが表れる。
* 当日内容
1. スライド上映・報告
私たちがみた「中朝国境最新レポート」 詩人尹東柱の故郷をたずねて
報告:揚原泰子・大島ふさ子・相沢革
2. 映画上映(35分・日本語英語字幕付き)
「北朝鮮の少年たち・中国へ逃れる」
3. 「中朝国境地域の難民の現状と支援」
報告:上野さとし
* 監督プロフィール
ビョン・ジェソン。ByunJac-sung
1964年、韓国生まれ。フォト&ビデオジャーナリスト、トキュメンタリー監督。
1989-90は聯合通信社、1990年から現在まではバンギョレ新聞の写真班に勤める。本
件が初めてのドキュメンタリー作品。1999年のはじめに、延辺へ記者として訪れた時
に撮影された。最近は北朝鮮難民の子どもについて報道・救援することを目的に、
ヒューマン・コミュニケーション・ネットワークというインターネットのウェブペー
ジを姶めた。サイトは、http://nhctv.net。
* 監督のことば(山形ドキュメンタリー映画祭'99カタログより)
北朝鮮の少年たちが食料を求めて、中国・吉林省の延辺朝鮮族自治州の国境地帯を越
え、図們、延吉、そして遼寧省の瀋陽などに渡る。少年たちは路上で物乞いをし、食
堂の下働きをし、廃品業者にゴミを売って生き延びている。でもいつの日か金を持っ
て故郷に帰る夢を忘れることはない。段ボールで作った小屋の下で寝泊まりして雨を
しのぐものもいれば、大都市に金稼ぎに出る者もいる。中国と北朝鮮の国境の豆満江
を越えて、少年たちが北朝鮮に戻っていく。カメラが少年たちを追えないのは残念
だ。
北朝鮮の悪化する食糧難のせいで、食料を求めて中国に渡る少年の数は急増してい
る。1989年の前半から、北朝鮮の子供の難民は劇的に増加の一歩をたどっている。同
い年の仲間通しで豆満江を越え、中国の道ばたで物乞いをして日々をしのぐ。私は、
イデオロギーや政治とは関係ない次元で作品制作を目指した。中国政府から人道上の
援助もない子供たちの悲惨な状況を表したかった。北朝鮮政府の公式なテレビ放送と
は違う、子供たちの真の姿を知ってもらいたかった。
主観を入れないように、映像には意図的にナレーションをつけなかった。
*
主催
ぐるーぷ・迎春花 FAX:03(3269)7650(専用)
* 共催
日中恊働『飢民』支援フォーラム /尹東柱の故郷をたずねる会
------------------------------------------------------------------------
巡回展・報告会の協力者を求めます
日中恊働『飢民』支援フォーラムでは、食料難民の子どもたちの絵の巡回展を各地
で行います。ご関心のある方、お住まいの地域での開催にご協力いただける方がい
らっしゃいましたら、担当の橘 (mtachiba@jca.apc.org) までご連絡下さい。
------------------------------------------------------------------------
日中恊働『飢民』支援フォーラム