Tweet |
------------------------------------------------------------------------
ロシア軍参謀総長がチェチェン領は事実上支配下、と言明
------------------------------------------------------------------------
ロシアの独立テレビ(NTV)は18日、チェチェン共和国の首都グロズヌイを
包囲しているロシア連邦軍が同日、首都南西部のチェルノレチエ地区を占領し
た、と報じた。ロイター通信も「国防省報道官が、ロシア軍が同地区を事実上支
配下に置いたと語った」と伝えた。同地区からイスラム武装勢力はすでに撤退し
ており、無血で制圧したという。ロシア軍が首都の一部を制圧するのは初めて
だ。
ロシア軍のクワシニン参謀総長は19日、「チェチェン領を事実上、ロシア軍の
支配下に置いた」と言明。武装勢力は全方面から封鎖され、平野部は首都を除い
て制圧、今後は南部の山岳地帯の制圧をめざすと語った。また、マスハドフ・
チェチェン大統領側と接触していることを明らかにした。
9月末にチェチェンへの本格攻撃を始めたロシア軍は、今月4日にグロズヌイを
包囲。総攻撃をかけずに首都解放を進める作戦を展開している。14日には偵察
部隊が首都内部に入ったと伝えられていた。15日には首都内部でロシア装甲部
隊が反撃にあい、多数の死者が出たとの報道もあったが、ロシア側は否定してい
る。
(20:51)