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12/18 16:04 英核燃料会社、存亡の危機 データねつ造で信頼失墜 外信70 #01
【ロンドン18日共同】日本向けのプルトニウム・ウラン混合酸
化物(MOX)燃料のデータねつ造が相次いで発覚、英核燃料会社
(BNFL)の信頼は大きく揺らぎ、「国策企業でもあるBNFL
の存亡にかかわる事態」(核問題評論家デービッド・ローリー博士
)となっている。
ウラン価格が低迷する中で、MOX燃料はBNFLの゛目玉商品
″だった。同社は稼働中の実験プラント(年産八トン)に加え、日
本などの需要を当て込んで三億ポンド(約五百億円)を投じた最大
級の商業用プラント(年産百二十トン)を完成させたが、ねつ造問
題で認可のめどは立っていない。
(続) 991218 1605
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[1999-12-18-16:04]
12/18 16:05 英核燃料 外信70 #02
ドイツやスウェーデンなど欧州の原発先進国が「脱原発」に移行
しつつあり、MOX燃料の需要は先細り状態。反核団体が入手した
英政府の報告書では、新規契約は「生産能力の六・七%」にすぎな
いという。
英紙によると、データねつ造疑惑はスウェーデンにも波及、さら
に広がる可能性も出始めている。
深谷隆司通産相は、信頼が回復されない限り同社のMOX燃料は
輸入しないと言明。最大の顧客である日本側の強硬姿勢は、「BN
FLにとって致命傷にもなりかねない」(反核団体CORE)状況
だ。
BNFLに一○○%出資している英貿易産業省は、MOX燃料部
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門などの民営化を図るなど、生き残りに懸命だ。しかし、英紙イン
ディペンデントは「新プラントが認可されなければ民営化計画は破
たんし、BNFLは崩壊しかねない」と指摘している。
(了) 991218 1605
[1999-12-18-16:05]