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回答先: 中東危機が触発したUFO大攻勢(『UFOS & SPACE』1981年11月号) 投稿者 SP' 日時 1999 年 12 月 07 日 18:51:33:
1976年7月のある朝、ニューヨーク州のナイアガラ・フォールズで
フリーカメラマンのバリー・ディグレゴリオは
オンタリオ湖上に浮かぶ不思議な金属製物体をカメラにキャッチした。
まったく正体不明のこのUFO(未確認浮上物体)は
異星からの遊覧船だったのだろうか。
写真・資料提供/Harry Lebelson
その日の午前8時半、バリー・ディグレゴリオは、鏡のように光を反射する物体がオンタリオ湖上を東から西に横切っていくのを発見した。物体は湖の中央にくると、音もたてずに湖面からほんのわずか浮かび上がったのである。
「表面がきわめて滑らかな、円筒形の物体でした。銀かクローム製の感じを受けました。側面にはずらっと窓が並んでいました。海上航行用の船舶なら標識や旗があるはずです。ところが、何も見あたらないので、ひじょうにびっくりしました」
ベテラン・カメラマンのディグレゴリオは、ことの重大性に気づくと、急いでカメラを取り出し、その怪物体を撮影した。物体は静かに湖を横切っていき、10分ほどで完全に姿を消してしまった。
このフィルムにとらえられた物体は、いったい何なのか。ディグレゴリオはまず、ニューヨーク州バッファローの海上保安局に問い合わせたが、さっぱり正体はわからなかった。次に同市の海軍局を訪れたが、やはり失望させられただけだった。
ただ、写真を見た海軍中佐はあからさまに興味を示し、米政府の極秘プロジェクトかもしれないので写真を提供してほしいと申し入れてきた。ディグレゴリオは、この頼みを断わった。
その後、ヤングズタウンの沿岸警備局を訪れたり、水中翼船やホバークラフトの製造会社に照会したり、八方手を尽くしたが、やはり正体は不明のままだった。定評あるジェーン年鑑を入念に調べたが、あの謎の物体に似かよったものは皆無だった。
つい最近、ディグレゴリオは友人の弁護士に勧められ、問題の写真をテンプル大学のコンピューター・情報科学部でコンピューター分析にかけてもらうことにした。
今年の2月、同大学のマイケル・ネギン教授から鑑定結果の報告が送られてきた。それによると、機体は水面からほんのわずか上に浮かんでおり、右から左に移動しているということが確認された。ただ、いまだに正体の謎は未解決のままである。