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読売新聞ニュース速報 YOMIURIW
「医療機器の点検、まだ終わらず」2割…医師会アンケ
コンピューターの「二〇〇〇年問題」について、日本医師会(坪井栄孝会長)は二日
、誤作動が起きると生命に危険が及ぶ医療機器を扱う同会所属の医療施設のうち、約2
0%がまだ点検作業を終えていないとのアンケート結果を発表した。
調査は、同会所属の病院や診療所開設者など七万九千百二十一人を対象に実施。十一
月末までに、うち五万六千九百三十五人(72%)から回答があった。
それによると、コンピューターを内蔵した人工呼吸器や人工透析器などを所有する会
員八千四百九十三人のうち「点検を終えた」は約80%。千四百十八人(約17%)が
「点検中」、三百五十七人(約4%)が「点検していない」と答えた。
さらに「点検していない」会員のうち半数の百七十七人が「点検する予定もない」と
回答、対応が完全ではない実態が明らかになった。日本医師会の沼沢勝美・情報企画課
長は「ほとんどの会員は、年内に点検を終える見込みだが、今後も調査を進めて指導し
ていく」と話している。
[1999-12-02-22:53]