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12/02 08:12 手作りの博物館が開館へ アウシュビッツ遺品展示 社会04 #01
共同
四百万人以上のユダヤ人が虐殺されたポーランド・アウシュビッ
ツ強制収容所。その犠牲者の遺品や記録写真などを集めた「いのち
と平和の博物館」(栃木県塩谷町)が、同収容所の解放記念日であ
る来年一月二十七日のオープンを目指し、ボランティアの手で準備
が進められている。
同博物館建設は、「心に刻むアウシュビッツ展」を一九八八年以
来全国で百九回も開催してきたグリーンピース出版会(同県鹿沼市
、青木進々代表)が約十年前から進めてきた。
建物は、約二万平方メートルの敷地に建つ作業員宿舎用のプレハ
ブ五棟を再利用。今年六月から壁をぶち抜いたり、床を張り替えた
りする改装作業が始まった。
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(続) 991202 0813
[1999-12-02-08:12]
12/02 08:12 手作りの 社会04 #02
作業には関東一円から集まった約八十人のボランティアが参加。
外壁にレンガを一枚一枚はめ込むなどの作業を熱心に続けている。
収容者の囚人服や毛髪で織った布などポーランドから貸与された
遺品約八十点や記録写真などが展示される予定。この中には、八三
年に広島県黒瀬町がポーランドから永久貸与されながら、平和博物
館が建設できず、返還を余儀なくされたものも含まれている。
青木さんは「募金でレンガを購入し、参加者に一枚ずつはっても
らいながら博物館を完成させ、次の世代にバトンタッチさせたい」
と話している。
問い合わせは博物館設立準備室、電話0289(63)5252
。
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(了) 991202 0813
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