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12/02 08:11 旧型原発の閉鎖を検討 最終処理の遅れで英政府 外信11 #01
【ロンドン1日共同】使用済み核燃料の再処理で発生する高レベ
ル放射性廃棄物の最終処理の行き詰まりから、英政府が旧型原子力
発電所の閉鎖を検討していることが分かった。二日発売の英科学誌
ニュー・サイエンティスト最新号が、英核施設検査局(NII)の
内部報告書として報じた。
世界有数の再処理施設を持つ英核燃料会社(BNFL)は英中西
部セラフィールド工場内に、千三百立方メートル以上の高レベル放
射性廃棄物を貯蔵。NIIは安全性の観点から、二○一五年までに
廃棄物をすべて処理するよう勧告している。
しかし、新しいガラス固化プラントの導入失敗による設備不足な
どで、最終処理に大幅な遅れが生じ「期限内達成が危ぶまれる」(
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報告書)情勢となった。
(続) 991202 0811
[1999-12-02-08:11]
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このため、NIIはBNFLに対し、再処理作業の一時停止、も
しくは減速による廃棄物の発生量削減を勧告。さらに、使用済み燃
料の排出量を減らすため「BNFLが運営するマグノックス型(黒
鉛炉)原発十基のうち数基の閉鎖もあり得る」と警告するという。
同誌によると、報告書は「高レベル放射性廃棄物の貯蔵量削減計
画にはいかなる遅れも許されない」と強調。二○一五年という期限
厳守のためには、いかなる法的措置も辞さない強い姿勢を示してい
る。
NIIの公式報告書は今月下旬にも公表される。
(了) 991202 0811
[1999-12-02-08:11]