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11/25 08:38 身代金は600万ドル 日本側が支払いと証言 キル 外信13 #01
【モスクワ25日共同=吉田成之】先月二十五日に全面解決した
キルギスの日本人技師拉致(らち)事件でビシケクの交渉関係筋は
二十四日、日本人四人の解放のため日本側が六百万ドル(約六億三
千万円)の身代金をイスラム武装勢力の指導者に支払ったことを明
らかにした。
解放交渉に精通した同筋は、身代金の具体的な出所には一切触れ
ていないが、明確に額を示し舞台裏での受け渡しについて初めて詳
細に証言した。
身代金による解放については日本、キルギス両国政府は、人質事
件を身代金で解決したとの国際的批判をかわすため、公式的には否
定しており、今回の証言も認めないのは確実だ。
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(続) 991125 0838
[1999-11-25-08:38]
11/25 08:38 身代金は 外信13 #02
証言によると、身代金は解放交渉の舞台となったタジキスタン北
部のジルガタリ地区の行政長の家で、工作に直接当たったキルギス
のエルキンバエフ議員が武装勢力側に手渡した。
身代金の多くは人質を拘束していた武装勢力の幹部であるナマン
ゴニ野戦司令官が受け取ったが、一部はアフガニスタンにいる武装
勢力の最高幹部タヒル・ユルダシュ氏にも渡った。
同筋によると、当初九月半ばの時点で日本人人質を三百万ドルの
身代金で解放することでキルギス政府側と武装勢力側との間で合意
ができた。しかし独自の解放工作に乗り出したキルギスの民間人が
、キルギス政府が五百万ドルの身代金を出すと提案したため交渉は
振り出しに戻ったという。
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(続) 991125 0838
[1999-11-25-08:38]
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11/25 08:38 身代金は 外信13 #03
額が六百万ドルに引き上げられた理由について同筋は言及を避け
たが、この額については十月二十五日の人質解放の直前に最終的に
合意ができたという。
日本人解放では身代金のほか、キルギスで収監されていた武装勢
力のメンバー三人が釈放されたほか、小麦粉も渡されたという。
(了) 991125 0838
[1999-11-25-08:38]
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