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回答先: Re: 週刊ポストがおわび掲載 投稿者 明星 日時 1999 年 11 月 16 日 11:52:17:
[お詫び]
『週刊ポスト』読者の皆様に、以下の点をお知らせします。本誌10月15日号の日本長期信用銀行買収とユダヤ人の陰謀を結び付けた記事は、ユダヤ教徒や人権を支持する世界の人々を侮辱し、誤解を招く危険で誤った人種的ステレオタイプに基づくものでした。
改めて本誌編集部として、同記事の内容、及びインターネットを通じて記事の要約が流れ、新聞広告等でタイトル部分が多くの読者の目に触れたことによる影響について総合的に検討した結果、次のような認識に至りました。
まず第一に、「ユダヤ資本」というステレオタイプで空想的な表現を用い、しかもその中にアル・ゴア米副大統領やトム・フォーリー駐日大使らまで含めたのは全く根拠のない記述であり、事実と誤りを取り違えたユダヤ人や米指導者に関する描写は、読者に恐怖と嫌悪の念を抱かせる「悪意の表現」の事例と言わざるを得ません。
第二は、同記事が全体として日本人読者の反米感情を煽る基調であるうえに、タイトル、小見出し、一部の本文記述により反ユダヤ主義を加味した構成になってしまったことです。
後者については、旧態依然としたユダヤ陰謀史観を煽ることで多くのユダヤ人の心を傷つけたばかりか、記事の要約がインターネットで全世界に伝えられたことにより世界各地でユダヤ人への危害が発生する危険性すらあり、経済大国・日本のトップ週刊誌としての自覚を欠いていたことを深く反省すべきであると考えます。
サイモン・ウィーゼンタール・センター及び在日ユダヤ人諸団体に対し、これらの重大な誤りについてご指摘いただいたことを感謝します。上記の認識に基づき、同記事を撤回し、読者、ユダヤ人、世界のユダヤ人組織、そして真実と人権を尊ぶ全ての人々に対し、深くお詫び致します。
(株)小学館『週刊ポスト』編集部
http://www.weeklypost.com/jp/991126jp/index.htm