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http://www.asahi.com/1109/news/national09034.html
警視庁、巡査部長を諭旨免職、興信所に個人情報流す
警視庁大井署の刑事課に所属していた巡査部長(4
1)が、捜査目的で得たNTTの顧客情報や、警察内
部の犯罪歴の情報を東京都内の興信所に流していた
として、諭旨免職処分を受けていたことが9日、わかっ
た。巡査部長は事実を認め、「大変軽率なことをしてし
まい、申し訳ない」と話しているという。
警視庁人事一課によると、巡査部長は1997年夏か
ら今年6月までの間、NTTに照会して得た電話契約
者の名前や住所などの個人情報20件と警察内部でコ
ンピューター管理している前科前歴情報20人分を、
興信所の男性経営者に流していた。
巡査部長は95年ごろ、事件の参考人としてこの経営
者と知り合った。経営者が暴力団情報などに詳しいこ
となどから、その後も捜査の協力者として接していた。
親しくなるうちに、経営者から「この電話番号は短銃情
報に役立つから」「興信所の従業員として雇用したい
のだが」などと言われ、喫茶店などで約10回にわたり
情報を漏らしていた。情報提供については上司には
一切相談していなかった、という。
警視庁は調査の結果、情報提供に伴う金銭や物品
の授受はなかったため、「悪質性から考えて犯罪とし
て立件すべきものではない、と判断した」としている。
6月初めに警視庁に匿名の電話があり、情報漏えい
が発覚した。
処分は6月25日付で、同署の刑事課長、刑事課長
代理、直属の上司で強行犯係の係長も所属長による
注意処分を受けた。
警視庁の石川正一郎・人事一課長は「捜査官として
あるまじき行為で大変遺憾に思っている。厳重に処分
したが、今後とも情報の管理などについて教育を徹底
したい」とコメントした。
(22:15)
http://www.asahi.com/1109/news/national09031.html
女児ら乱暴した元警視庁警部補に懲役12年の判決
女子高校生や女児を乗用車内に連れ込み、乱暴す
るなどしたとして婦女暴行致傷などの罪に問われた元
警視庁警部補で運転手の長舩進一被告(50)に対し
て、東京地裁は9日、懲役12年(求刑・懲役15年)の
判決を言い渡した。阿部文洋裁判長は「(退職後も所
持していた)警察手帳を使うなど犯行は悪質だ」などと
述べた。
判決によると、長舩被告は昨年9月から今年2月にか
け、東京都内や埼玉県内で8―11歳の女児5人に、
「万引きしたでしょう。店員が顔を見てるから一緒に行
こう」などと言って、乗用車内に監禁したり、いたずらし
たりした。
さらに、今年1月、東京都千代田区の路上に止めた
乗用車内で女子高校生(16)の髪の毛をつかんで振り
回すなどして頭に1週間のけがをさせた。
(21:46)