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11/05 16:28 相談窓口に不安の声相次ぐ 高レベル放射線発表で
東海村臨界事故で現場から放出された放射線量は通常の百六十倍
などとした科学技術庁の発表から一夜明けた五日、同村の相談窓口
には健康不安を訴える住民の問い合わせが相次いだ。
放射線医学総合研究所(放医研)などの専門家が役場に待機して
対応したが、電話による問い合わせのほか、直接役場へ駆けつける
人の姿も多く、約六十件の相談があった。
事故発生時、現場から約二百メートルの所にいた女性が「体調が
悪くなり、夢にうなされる。自分の被ばく量はどのくらいか」と質
問すると、回答者は「五から七ミリシーベルト。健康の心配はあり
ません」と説明した。
そのほか「事故当日、近くの建築現場で働いていたが後で吐き気
がした。大丈夫か」「線量計で自宅を測定しているが今も数値が動
くのは」などの質問に「その時間でその距離なら大丈夫」などと答
えていた。
(了) 991105 1629
[1999-11-05-16:28]