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10/29 20:48 60万年より古い地層で石器 旧石器国際シンポで発 社会139#01
共同
国内の旧石器時代の研究成果を紹介する国際シンポジウム「世界
から見た日本列島の前期・中期旧石器研究」が二十九日、仙台市で
開かれ、東北旧石器文化研究所などが、国内最古とされる宮城県築
館町の上高森遺跡で六十万年前の地層よりさらに最大約三メートル
下の古い地層から石器を見つけたことを明らかにした。
中国で出土している約百万年前の石器に酷似しているとの指摘も
あり、年代測定の結果で日本の旧石器時代が百万年以前にさかのぼ
る可能性も出てきたという。
(続) 991029 2048
[1999-10-29-20:48]
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同研究所によると、昨年までの調査で約六十万年前の石器が見つ
かった地層より、約一・五メートル下で尖頭(せんとう)器やくさ
び形石器など二十二点を発見。さらに一・八メートル下の地層から
は削器など三点が見つかった。いずれも大きさは二―八センチで、
材質は碧玉(へきぎょく)などで作られていた。
富山大の広岡公夫教授と奈良教育大の長友恒人教授は「石器が出
土した二つの地層は六十万年前を大きくさかのぼる」と話し、近く
年代測定するという。
シンポジウムは国内の旧石器研究の草分け的存在の芹沢長介東北
福祉大教授(80)の傘寿を記念して開催された。芹沢教授は「ど
こまで゛最古″がさかのぼるのか、今回、上高森遺跡で石器が出土
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した地層の年代測定の結果が楽しみだ」と話している。
(了) 991029 2048
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