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10/30 12:08 インドへの核支援を検討 60年代に米、中国封じ狙 外信33
【ワシントン30日共同】米国で一九六○年代初めに、中国の核
兵器開発でアジア地域の力の均衡が崩れることを懸念し、インドの
核開発に協力して対抗させる政策が検討されていたことが分かった
。米国のオールトン・ジョーンズ財団のジョージ・パーコビッチ研
究員が十一月に出版予定の著書「インドの核爆弾」の中で米公文書
をもとに明らかにした。
同書によると、一九六一年九月十三日付で米国務省担当者が当時
のラスク国務長官にあてたメモは「早ければ中国は六二年までに核
実験をする」と指摘。「アジアの友好国が共産主義中国の機先を制
することが望ましい」としてインドの核開発支援を進言している。
進言は最終的には長官に受け入れられなかったが「アジア地域、
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特にインドにおける核政策について米当局者がどう考えていたかを
示している」と同書は指摘している。
(了) 991030 1209
[1999-10-30-12:08]