Tweet |
論壇より
(平成11年10月14日)差出人不明
開発当初から日米で揉めた FSX (次期支援戦闘機) に、先日フラッターが発生し
たため莫大な改修費がかかると新聞に出ていました。
私はこの FSX の強度計算をしておりました。
FSX のベースはアメリカの F16 (ジェネラルダイナミック製。今ではロッキードに
売却) です。
我々は F16 の設計計算書を参考に計算をしておりました。
この設計計算書はブルーのプラスチックファイルで 20冊程 (我々の担当部分) あ
り、どのファイルにもジェネラルダイナミックの責任者のサインがありました。
またこのファイルはとても厳しい管理がされていました。 鍵のついた棚に入れら
れ、鍵は課長が管理し開閉も課長自身が行っておりました。
設計計算書のコピーは禁止されておりました。
さて FSX の計算を始めて驚きました。 設計計算書のあちこちに計算ミスがあるの
です。
あきらかに分かるものです。
また強度計算にはそこに作用する荷重の出所を正確に記述する必要があります。
しかしこの設計計算書には、いきなり出てくる荷重もありました。
こんなものが責任者のサインを受けて日本に来ておりました。
私は FSX が心配です。
もっとも F16 が事故で問題になったことはないと思いますが。
★鬼畜米のやろう、ここでもやりやがった。