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<臨界事故>被ばく入院中の3人を労災認定 急性放射線症は初(毎日新聞)
茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」東海事
業所の臨界事故で、大量被ばくし、入院中の同社員3人から出されていた労
災申請について、水戸労働基準監督署は26日午前、労災を認定した。急性
放射線症に対する労災申請が認められたのは初めて。事故の重大性などか
ら、20日の申請から一週間足らずでのスピード認定となった。
労災申請していたのは、大内久さん(35)▽篠原理人さん(39)▽横
川豊さん(54)の3人。東大医学部付属病院(東京)などに入院してい
る。
3人は労災保険法に基いて医療費を請求していた。今後、保険額の算定が
行われる見通し。
同署によると、急性放射線症による労災認定には、短時間に0・25シー
ベルト以上の被ばくが基準になっている。今回のケースでは3人とも基準を
大幅に上回る被ばくをしたことが分かっている。
[毎日新聞10月26日] ( 1999-10-26-11:45 )