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10/17 00:33 リスクなしはあり得ない 最後は「動物的な勘」 社会302#01
キルギスの日本人技師拉致(らち)事件は、情報が少ない外国辺
境での安全対策の難しさをあらためて浮き彫りにした。専門家は「
リスクなしはあり得ない。それを認識してどう行動するかが大切」
「動物的な勘が最後に身を守る」と指摘する。
外国に住む日本人にとって、拉致や誘拐は大きな危険の一つ。危
機管理コンサルタント会社は、誘拐回避法や実際に被害に遭ったら
どうするか―といったマニュアルを用意している。
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ある大手損保系企業は「今回は極めて特殊なケース。想定外だっ
た」と打ち明ける。しかし、危機管理会社の一つ「インタリスク」
(東京)は「発展途上国でリスクがないということはあり得ない。
危険の予兆をいかに早くとらえるかが問題」と語る。
業界世界最大の「コントロール・リスクス・リミテッド」(ロン
ドン)の山崎正晴・日本支社長(51)も「完全な対策はない。常
に危険があると考えるべきだ。究極の対策は動物的な勘を身に付け
ること」という。
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山崎さんは「海外では時に裏道を歩き地元の人と話をしてほしい
。現地を肌で感じれば、いざという時役立つ。マニュアル頼りでは
駄目」と強調した。
外務省がキルギスの海外渡航情報の危険度を「0」としていた事
件前、同社は誘拐の危険度に関し五段階の「3」を付けていた。現
地で誘拐が相次いでいるとの情報があったからだ。
外務省の関係者は「大使館もなく情報収集は困難だった。危険度
を上げれば相手国のイメージが悪くなる。外交関係から危険度には
政治的判断が入る」と明かす。山崎さんは「公式情報もあくまで参
考。皮膚感覚も含めさまざまな角度の情報を集めることが大切」と
話している。
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