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10/15 08:24 ユーゴに深刻な環境汚染 国連環境計画が報告書 外信15 #01
【ジュネーブ15日共同】国連環境計画は十四日、約八十日間続
いた北大西洋条約機構(NATO)のユーゴスラビア空爆作戦によ
り、ユーゴ北部ノビサドなど四地点で深刻な環境汚染が確認され、
住民らの健康を脅かしているとの報告書を発表した。
報告書によると、汚染があった地点はほかにパンチェボ、クラグ
エバツ、ボル。廃水路での水銀の検出、ダイオキシンによる土壌汚
染、硫黄酸化物の大気中への大量放出などが確認された。
ただ、水質汚染が懸念されていたドナウ川については、長期間に
わたる相当程度の汚染が見られたものの、コソボ紛争と関連する証
拠はないと結論付けた。
(続) 991015 0824
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[1999-10-15-08:24]
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10/15 08:24 ユーゴに深刻な環境汚染 国連環境計画が報告書 外信15 #02
報告書は、ウランの濃縮過程でできる廃棄物を弾芯(しん)に用
い、米軍が対戦車攻撃に使用した劣化ウラン弾については、軍事上
の機密から十分な情報が得られなかったとして、NATO側に関連
情報の提供を呼び掛けた。
また、これらの汚染の中にはコソボ紛争前から続いていたものや
、有害廃棄物の長期貯蔵の方法に問題があったケースも含まれてい
ると指摘する一方、早急な対策や継続的な監視が必要だと訴えてい
る。
(了) 991015 0824
[1999-10-15-08:24]