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10/14 10:07 外交官など引き揚げも 米、混乱想定し方針 外信39 #01
【ワシントン13日共同】コーエン米国務次官は十三日、上院コ
ンピューターの二○○○年問題特別委員会で証言し、同問題で大き
な混乱が予測される国から、非常要員を残して外交官や大使館職員
を引き揚げる方針を明らかにした。
同次官は国名を名指ししなかったが、今月末までに、どの国から
引き揚げるか決定すると説明。その時点で、国名を挙げて旅行者向
けに警報を出すとしている。
同次官によると、米国の在外公館はコンピューター誤作動で当該
国に混乱が起きても活動を続けられるよう十五―三十日分の食料な
どの備蓄を進めており、閉鎖の予定はない。
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しかし「厳冬期の停電の可能性が高い」と判断した場合、引き揚
げ指令を出すと述べた。大使館員らが任地を離れるのは十二月にな
るという。
一方、中央情報局(CIA)長官の諮問機関である国家情報会議
のガーシュイン氏は同日の特別委員会で、二○○○年問題で大きな
混乱が予測される国は、ロシア、ウクライナ、中国、インドネシア
だと指摘。日本は対策が大きく進んでいるが、一部で混乱が起こる
危険も残っていると述べた。
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