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10/14 09:09 伊元首相への判決に影響も 証言の信頼性に疑問 外信09 #01
【ローマ13日共同】イタリアのアンドレオッティ元首相の犯罪
組織関与をめぐる裁判が十二日結審したが、起訴の決め手となった
証言の信頼性に疑問が出たことから検察の捜査の在り方が議論の的
になっており、判決を左右しかねない状況だ。
この裁判で証人となったバルダサレ・ディマジョ被告が今月初め
、殺人事件で有罪判決を受けた際、マフィア組織から当局側に寝返
った証人として保護下にあった一九九六年に、対立する組織の組員
を殺したと告白したのがことの発端。
被告はそれまでに、元首相が八七年、マフィアの大ボス、サルバ
トレ・リーナ服役囚と忠誠のキスを交わすのを目撃したと証言。お
尋ね者だったリーナ服役囚は被告の証言で居場所が分かり逮捕され
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た。
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早ければ今週中とも予想される元首相の判決は、ディマジョ被告
の証言の信用性がカギとなるが、殺人告白により「当局に保護され
ながら犯行を重ねた犯罪者の証言が信用できるのか」との疑問が浮
上した。
「寝返り証人」を最大の武器とし、物証が乏しくとも起訴に持ち
込む検察当局の手法や法制度も問題視されており、判決の行方に注
目が集まっている。
元首相は別の「寝返り証人」の証言で、マフィアにジャーナリス
ト暗殺を依頼したとして終身刑を求刑されていたが、九月に無罪判
決を受けている。
(了) 991014 0909
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