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日経990821
JR西日本、大みそかも通常運転・2000年問題で
コンピューターの誤作動が懸念される2000年問題に関連して、JR西日本の南谷昌二郎社長は20日の会見で、今年12月31日から来年1月1日にかけても通常ダイヤ通り列車を運行すると語った。JR東日本は2000年への移行時に、走行中の全列車を最寄り駅に待機させる方針で、JRグループで対応が分かれることになる。
JR西日本によると、移行時に走行予定の旅客列車は約150本。初もうで客用の特別列車も終夜運転する。JR西日本は運行管理、切符販売、鉄道病院の医療システムなど非常時の対応を定めた危機管理計画を策定。今月27日夜に初の全社規模の総合訓練を実施し、「9月中には全システムの点検を完了する見通し」(南谷社長)という。大みそかの夜間勤務は約4000人から約5000人に増員し、万一に備える。