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突然このようなメイルをお送りする失礼をお許しください。
現在東海村での放射能漏れの事故が発生しておりますが、どの,テレビ放送局,
ネットの掲示板を見ても事故の状況説明ばかりで、避難方法について述べられて
いるものが皆無です。
たまたま私が以前読んだ本の中に原発事故が発生したときの避難方法が載ってい
ました。
以下の記述は 瀬尾健著「原発事故」そのときあなたは 風媒社 ページ100
からページ101に記されているものです。
身を守るにはどうすればよいか
特に子供と妊婦を放射線被曝から最優先に保護しなければならない。というの
は年齢が低くなるほど放射線被曝の影響が大きくなるし、それよりもなにより
も、子ども達には原発導入の責任がまったくないからである。
被爆を軽減するための一般的な注意
1 窓を閉め、隙間を目張りして家屋を気密にする。
→ビルなどの空調は止める
→日本様式の家屋は気密性が悪いので、その場合はできるだけ気密の良い家屋
に避難させてもらう。
2 ヨウ素剤を早めに服用する
3 放射能雲に巻き込まれている間とその後しばらくは、屋内でも何枚にも重ね
た濡れタオルをマスクにして、直接空気を吸わないようにする。またできるだけ
家屋の奥、つまり外部と一つでも多く壁で隔てられているような場所を選んで、
集まる方がよい。2階よりも一階、一階よりも地下室があればもっと良い。窓の
そばに長くいるのは禁物である。
4 ありとあらゆる容器に飲料水を溜める。
風呂を洗って水で満タンにし、すべてに蓋をきちんとする。これらは当座の飲
料水である。保存食をできるだけ多く確保する。
5 放射能雲に巻き込まれている間は外出を控える。
もしどうしても外出する必要が生じた場合には、健康で丈夫な成人(それも4
0歳以上)に用件を託す。この際、後の緊急避難のところで述べる注意に従う。
帰宅の際には衣服を着替えて脱いだものは屋外に廃棄する。
6 放射能雲が到着した後は井戸水はもちろん水道の水も飲まない方がよい
7 雨や雲が降っている場合は特別の注意が必要である。
浮遊している放射能粒子は雨や、雪にくっつきやすく、雨粒も雪には上空から
地上まで範囲の放射能が濃縮されているからである。雪が積もった場合は、それ
が融けるまで放射能はそのままの状態で固定されているが、雨の場合も雪の場合
も、降らない場合に比べて数十倍も地面汚染が強いと考えておかねばならない。
雨には濡れないこと、衣服に付いた雪は払うこと、水たまりには近づかないなど
の注意が必要である。
他にも参考になるような文献はあると思いますが、現在私が見つけられた文献は
以上です。
東海村のホームページにも避難の方法は載っていませんでした。
本来でしたら私が書き込みをすればよいのでしょうが、書き込みの仕方がわから
ないので(本当に匿名性を確保できるのか疑問なので)
asyura様宛にメイルを送らせていただきました。