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◎強襲揚陸艦を派遣へ 米国防長官が会見
【ダーウィン(オーストラリア)29日共同】コーエン米国防長
官は29日、東ティモールへの多国籍軍の出発基地となっているオ
ーストラリアのダーウィンで会見し、長崎県・佐世保が母港の強襲
揚陸艦ベローウッドを多国籍軍に派遣することを明らかにした。
また30日に予定されるインドネシアのハビビ大統領らとの会談
では、民兵組織との関係を断ち切るよう求めるほか、同国の民主化
を強く促す意向を表明。「インドネシアは世界で3番目に大きい民
主国家となると信じている」と語った。
オーストラリアのムーア国防相とともに会見したコーエン国防長
官は、ベローウッドや艦載ヘリコプターによる輸送のほか、東ティ
モール・ディリとダーウィン間の通信網の構築を新たな支援として
発表した。
米国は現在、後方支援を中心に260人を多国籍軍に派遣してお
り、同行筋によると、ベローウッドの現地入りは1週間後で、要員
は130人程度という。 (了)
[共同 9月29日] ( 1999-09-29-17:49 )