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回答先: 武装勢力せん滅の段階に キルギス国防相 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 29 日 13:12:25:
◎強硬発言ちらつかせ威嚇か 事件長引きキルギス高官
【ビシケク29日共同】キルギスの日本人技師拉致(らち)事件
がこう着化の様相を呈し始める中、バキルウル下院議員、人権活動
家アクノフ氏らによるイスラム武装勢力との交渉努力と並行して、
武力による人質解放作戦の準備を示唆するキルギス政府高官の発言
が目立ち始めた。
ジャヌザコフ安全保障会議書記は28日の記者会見で、同勢力に
自国領内で「越冬させない」と言明。トポエフ国防相もキルギス紙
に、武装勢力を包囲する「第一段階」が終了し「完全なせん滅」に
向けた「第二段階」に入ったことを明らかにした。
一連の発言は、交渉での解決を模索する一方で、キルギス側が軍
事力を行使した救出作戦実施の機会を絶えずうかがっていることを
示唆するものだ。軍事作戦実施をちらつかせ武装勢力を威嚇、早期
の妥協を促す狙いもあるとみられる。
ジャヌザコフ書記は、武装勢力が公然と打倒を掲げるウズベキス
タンのカリモフ政権も、キルギスに対し、攻撃に必要なすべての用
意を表明していると指摘したほか、カザフスタンからも多大な軍事
技術援助を得ていると述べ、周辺国からの軍事支援も着々と寄せら
れていることを強調した。
これを裏付けるように、ウズベキスタンのトゥルスノフ国防相も
28日、同勢力が侵入を目指す同国国境付近だけでなく、拠点空爆
の用意もあると指摘。キルギスとウズベクが合同軍事作戦を進めて
いることを明らかにするなど、武装勢力への軍事圧力が高まってい
る。 (了)
[共同 9月29日] ( 1999-09-29-16:14 )