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ニューヨークマンハッタンでウイルス性脳炎
CDCによると、ニューヨーク市で脳炎により死亡した3人のうち
少なくとも1人は従来のセントルイス型ではなくて西ナイル型ウイルスが原因
であるという。
蚊を媒体とする奇妙な病気の被害者のDNA分析が先週終了し、内容が発表された。
"我々は西ナイル型らしいウイルスを識別できた。さらにこのウイルスが従来の
西ナイル型か全く新しいタイプか引き続き調査を続けていく"
医療当局者は、先週西ナイル型であろうと思われるウイルスを都市部で鳥の死骸から
発見した、と語ったが、西ナイル型は従来アフリカやヨーロッパで見られるものであり
いままでにアメリカでは発見された事はない。
科学者達は、ニューヨーク市とウエストチェスタ−郡の3人の死者のうち他の2人や
15人の患者についても調査を続けている。
"我々にはやるべきことがたくさんある。現在、人から新しいサンプルを探しているし、
蚊や鳥からも探さなくてはならない。"
当局は、アメリカで未知のウイルスが発見されたからといってただちに危機がおこるわ
けではない。なぜなら、セントルイス型ウイルスに感染している蚊の対策に散布してい
る殺虫剤は、西ナイル型に感染している蚊にも有効であるからだ、と話している。
脳炎による死者の脳の分析はCDCとカリフォルニア大学アーバイン校の疫病研究セン
ターで行われている。
この件の注目すべき点は北アメリカでは初めての報告である、ということだ、
とCDCの広報担当者は締めくくった。
ニューヨーク市の医療当局はコメントを差し控えている。
9/27/99 Discovery Online