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CWNに投稿した記事をコピーしてきました。
[No.1223] Re[1217]: 仕事ぶりをチェックする「監視ソフト」 (MSN) by F.P. Anarchy Monkey
1999年09月29日 (水) 13時28分33秒 【この記事にレス】
★恐れるに足りず! パノプティコン・ソフト★
『ウィンワットウェア』のような、腐れパノプティコン・ソフトは、こっちのクラッカー連中が一番嫌うタイプのソフト(よりによってWinの名を冠するなど、言語道断!)ですから、普及する前に『ウィンワットウェア』専門にパラサイトするウィルスを誰かが作るでしょう。しかも、『ウィンワットウェア』をインストールした会社の情報だけ何処からでも覗けるような、オ・マ・ケ付きで……。
★パノプティコン・ソフト★
F.P. Anarchy Monkeyが、今、思いつきでつけた名称ですのでちょっと用語解説。
そもそも、パノプティコン(Panopticon)とは、イギリスの腐れ思想家のジェレミー・ベンサム(1748-1832)が、囚人の労働状況を監視する目的で考え付いたアイディアで、『万視塔』や『一望監視施設』とも呼ばれるものです。
このパノプティコンは、刑務所の中央に高い塔の監視塔を設置し、監視人からは囚人が見えるが、囚人からは監視人が見えない仕組みになっていて、囚人に対して常に監視人に見張られているような心理的圧迫感を与え、囚人に脱走や労働の手抜きができないようにするものです。
ミッシェル・フーコーは、このシステムを『権力の自動化』と呼びましたが、どうですか、みなさん? このパノプティコン的発想と、『ウィンワットウェア』の発想が、全く同じであることにお気付きでしょう?
ですから、きょうからわたしは、この手の腐れソフトを、『パノプティコン・ソフト』と命名し世界中で、アンチ・パノプティコン・ソフト・ムーブメントを起こしたいと思いますので、なにかの折に、会社などでこの手の腐れソフトを導入する話しがでたら、何気なく、『ああ、例のパノプティコン・ソフトね。ありゃあ、駄目だよ。インストしたら企業情報外部に漏れるから……』といって、経営者にこの手のソフトをインストすると、クラッキングの対象になる可能性がメチャクチャ高くなることを教えて上げましょう。
韋駄天読者各位どの
このパノプティコンは、別名を『権力の眼』とも言います。恐るべし! ヒエラルキー思想!