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◎花火製造所爆発で50人死亡 メキシコ中部=差替
【メキシコ市26日共同】メキシコ中部グアナフアト州セラヤの
中心街付近で26日、違法な花火製造所兼倉庫と、近くのガスタン
クが短い間隔で爆発、広い範囲で商店などが全壊した。
州当局によると、50人が死亡、76人が負傷した。最初の爆発
で現場に駆け付けた消防士、警官、カメラマンらが2度目の爆発で
犠牲になった。
地元ラジオ局は、行方不明者ががれきの下に埋まっている、と報
じており、死者数が増える恐れがある。
民放ラジオ局フォルマト21、メキシコ国営通信によると、現場
はバスターミナルにも近い、繁華な商業地区で、違法な花火製造所
が多い。がれきの下にはなお多くの火薬などが残っているとみられ、
消防などが爆発物を慎重に運び出した。
花火製造所爆発の15分後に、近くのレストランのガスタンクが
爆発した。さらに2回の爆発があったとする報道もある。
地元の記者は、同局に対し「恐ろしい爆発だった。何台もの自動
車が吹っ飛んだ」と語った。
陸軍なども出動、現場付近に非常線を張り、市民が現場に近づけ
ないようにし、州当局は、市内のガソリン販売を禁じた。
セラヤは首都メキシコ市から北西約240キロの山中にある人口
約50万の都市。 (了)
[共同 9月27日] ( 1999-09-27-09:22 )