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◎2郵便局で時限式発火物 東京、封筒焦がす=差替
東京都港区の高輪郵便局と台東区の上野郵便局で24日、焦げた
封筒が相次いで見つかり、警視庁捜査1課と三田、下谷両署は中に
花火やトラベルウオッチ、乾電池などで作られた時限発火物が入っ
ていたことから、業務妨害容疑で捜査を始めた。けが人はいなかっ
た。
8月14日にも同じような仕掛けの時限式発火物が高輪郵便局で
見つかっており、捜査1課などは同一犯とみて発火物の構造などを
詳しく分析している。
調べでは、高輪、上野両郵便局で見つかった時限式発火物は縦2
3・5センチ、横12センチの白い封筒に入っていた。あて名や差
出人名はなかった。
ともにトラベルウオッチをタイマーにして、リード線で乾電池な
どに接続。60−80本のマッチ棒や「ヘビ花火」などに点火する
ような仕組みだった。
高輪局では午前10時40分ごろ、上野局では同11時ごろ、そ
れぞれ職員が焦げている封筒を見つけた。
8月の封筒もサイズや中の仕組みが今回と同じで、トラベルウオ
ッチも上野郵便局で見つかったものと同じメーカーだった。8月の
事件は封筒が焦げる前に見つかっていた。 (了)
[共同 9月24日] ( 1999-09-24-22:50 )