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◎兵役復活も検討 豪首相
【シドニー24日共同】オーストラリアのハワード首相は24日、
「いまは兵役制度を復活させる必要性はない」としながらも「軍が
必要とすれば、いつでも制度再導入を検討するというのが従来から
の政府見解だ」と述べた。
東ティモールでの多国籍軍の駐留が長期化するとの見通しが高ま
っているため、多国籍軍の主力を担うオーストラリアでは兵員不足
が懸念されている。首相は、兵役制度の復活要求が「一部に出てい
ることを理解しているし、防衛力見直しの過程でも出てくるだろう」
と述べた。
同国はベトナム戦争参戦後の1972年末に兵役制度を廃止した。
(了)
[共同 9月24日] ( 1999-09-24-22:37 )