Tweet |
◎国際宇宙基地に居住棟 来春に飛行士が常駐へ
【ワシントン20日共同】ロシア宇宙局と米航空宇宙局(NAS
A)は20日までに、軌道上で建設中の国際宇宙ステーションにド
ッキングする居住棟を11月12日にも、カザフ共和国のバイコヌ
ール宇宙基地から打ち上げることを決めた。
居住棟はロシアが製造。内部で宇宙飛行士3人が生活することが
可能で、打ち上げ、ドッキングに成功すれば、昨年11月から建設
が始まった同ステーションが初めて有人機能を持つことになる。来
年春に、初代常駐隊員としてロシア人2人、米国人1人の宇宙飛行
士が乗り込む予定だ。
国際宇宙ステーションの建設には米国、ロシアのほか日本や欧州
各国、カナダも参加。将来は日本の実験棟もドッキングし、日本人
宇宙飛行士も乗り組む。
11月に打ち上げるロシア製居住棟は、ロシア語で星を意味する
ズベズダと名付けられた。当初は1998年4月の打ち上げ予定だ
ったが、ロシアの財政難から製造がはかどらず、ステーション計画
全体が大きく遅れていた。
(了)
[共同 9月21日] ( 1999-09-21-06:28 )