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◎戦車93、装甲車153破壊 NATOが空爆報告
【ブリュッセル16日共同】北大西洋条約機構(NATO)のク
ラーク欧州連合軍最高司令官は16日、コソボ自治州紛争で実施し
たNATO軍によるユーゴスラビア空爆の効果についての報告を発
表し、ユーゴ軍に大きな損害を与え「空爆は成功した」強調した。
報告によると、NATO軍機はコソボに展開したユーゴ軍の戦車
181両を攻撃し、うち93両を破壊した。標的にした戦車のうち
9両はプラスチック製の模型だったことも判明した。
このほか装甲兵員輸送車153台、軍用車両339台、火砲また
は迫撃砲389門を破壊したとしている。
クラーク司令官は「空爆はユーゴに大した損害を与えなかったと
の一部報道もあったが、それはユーゴ軍の情報操作による間違った
情報に基づいている」と批判した。
報告書は6月10日の空爆停止後、出撃した航空機の操縦室内の
ビデオ、操縦士の証言、コソボ入りした調査団が収集した証拠など
をクロスチェックして作成したという。
(了)
[共同 9月17日] ( 1999-09-17-00:16 )