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http://www.infovlad.net/underground/asia/nkorea/sep/1999091102.html
09.11
朝鮮中央TV画面の中のミサイルは実物か?
(連合ニュース)
日本のマスコミが10日、北朝鮮のテポドンミサイルである、と公開した北朝鮮中央TV画面中のミサイルが実物なのか模型なのか、真偽の可否に気がかりなことが起きている。
日本のマスコミの大部分が、画面上のミサイルに対して実物である可能性を提起した反面、韓国内情報機関と専門家たちは、現段階で実物と断定するのはむずかしい、という意見を提示しているためだ。
この日、共同通信と産経新聞など日本のマスコミは、朝鮮中央TVがさる5日、金正日党書記の国防委員長就任1周年記念特別番組の一部であるとし、テポドンミサイルの姿を含む写真を一斉に報道した。
日本のマスコミは、特に「テポドンミサイルの一段階推進装置は、いままでソ連製スカッドミサイルのエンジン4機を束ねたものと推測されたが、今回、大型エンジン1機が装着されている事実が映像で確認され、北朝鮮が独自に開発した可能性が大きい」との説明を添えた。
一部のマスコミはまた、TV画面中に登場した北朝鮮ミサイルが、北朝鮮から輸出疑惑を受けているパキスタンの「ガウリ」ミサイルと似ている、という点を取り上げて論じ、実物である可能性が高いと説明した。
しかし国家情報院関係者は11日「日本のメディアが報道した北朝鮮ミサイルの姿は、さる94年に展示用に作られた模型ミサイルと推定される」と、実物である可能性を用心深く排除した。
この関係者は、日本のマスコミが報道した画面は「ミサイルのうしろに工場がある点などから推測するに、94年から95年の冬までの間に撮られた画面であると推定される」とし、朝鮮中央TVの撮影時期にも疑問を提起した。
彼はまた「北朝鮮のミサイルの模型は、昨年12月にも1回、北朝鮮TVで放映になったことがある」として「今回、日本のマスコミが報道した北朝鮮ミサイルが、明確に実物だと判断するにしかるべき根拠はない」と付け加えた。
一方、国防研究員の一関係者も「日本のマスコミが報道した画面だけをもって、本当に発射できる北朝鮮のミサイルの実物であるかどうか判断することはむずかしい」として、性急な断定を避けるよう注文した。