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◎537人不明と訴え アルジェリア「家族の会」
【パリ16日共同】アルジェリア治安当局に家族を連れ去られた
人々などで構成する「アルジェリア行方不明者家族の会」と国際人
道支援組織「国際人権連盟」は16日、新たに537人の行方不明
を確認し、ジュネーブの国連作業部会に名簿などを送付したと発表
した。
1990年代に入ってイスラム原理主義組織と政府側の抗争が激
化したアルジェリアでは、治安警察や軍に連行されたまま帰らない
行方不明者が続出。「家族の会」は計4000人以上が行方不明に
なったと主張している。
同会などは国連に不明者捜索への協力を求める一方、国民和解を
掲げるブーテフリカ大統領にも「連行という悲劇」の幕引きを要請
した。
(了)
[共同 8月17日] ( 1999-08-17-00:28 )