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◎差替=住宅爆発で数十人死傷 モスクワ、多数下敷きか
【モスクワ9日共同】インタファクス通信などによると、ロシア
の首都モスクワ市南東部の9階建て集合住宅で9日午前零時(日本
時間同午前5時)すぎ、爆発が起き、建物の一部が倒壊して炎上し
た。ショイグ非常事態相によると、少なくとも14人が死亡、子供
を含む37人が負傷して病院に運ばれた。
現場では百数十人ががれきの下敷きになっている可能性があり、
死傷者はさらに増える恐れがある。生活用ガスが爆発したとみられ
ているが、不審車の目撃情報もあり、警察が捜査を始めた。
モスクワでは先月31日にクレムリンの隣の地下街で、1人が死
亡、約40人が負傷する爆破テロ事件が起きたばかり。
同通信によると、爆発の直前に建物のそばで不審な車が目撃され
ており、治安当局は車の行方を追っている。
非常事態省によると、建物は爆発で6つある出入り口の2つが倒
壊、72の部屋が崩れた。建物の破片は100メートルも飛び散っ
たという。深夜で就寝中だった住民が犠牲になった可能性が高いが、
火災に伴う煙で救助活動は難航している。
大惨事となる恐れがあるため、現場にはルシコフ・モスクワ市長、
ルシャイロ内相らが急行した。 (了)
[共同 9月 9日] ( 1999-09-09-11:24 )