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回答先: 所沢のダイオキシン問題とニュースステーションの報道姿勢 投稿者 ホキーネ 日時 1999 年 9 月 07 日 01:23:19:
◎世界の汚染マップを公表 日本は所沢など7地域
環境保護団体グリーンピースは7日、有害化学物質による汚染問
題が深刻化している世界19カ国の50地域をリストアップした報
告書を公表した。日本からは廃棄物焼却場によるダイオキシン汚染
が問題になった埼玉県所沢市周辺、大阪府能勢町など、英国、オー
ストラリアと並んで各国中最も多い7地域が挙げられている。
報告書は、ダイオキシンなど残留性有機汚染物質(POPs)に
関する条約策定のためスイスのジュネーブで開かれている政府間交
渉会議で発表。同条約で規制対象となる予定のダイオキシンやPC
B、DDTなど12種類の化学物質による汚染が深刻化したり、住
民運動が起こっている地域を各国のグリーンピース支部などの調査
で選定。発生原因や紛争の過程、対策などを記載している。
日本からは所沢、能勢のほか、東京都日の出町、茨城県新利根町
・竜ケ崎市、和歌山県橋本市の各ごみ処分場、岡山県中央町と香川
県・豊島の不法投棄現場を選定している。すべてが廃棄物処理に起
因するダイオキシン、重金属などの汚染問題地域となっている。
各国別では、アルゼンチンではDDTなど使用が禁止されている
殺虫剤の学校近くへの大量廃棄。カナダ・ケベック州ではマグネシ
ウム製造工場からダイオキシンが周辺環境に大量放出された。
グリーンピースジャパンの化学物質担当、関根彩子さんは「対象
地域は汚染の程度や社会的影響などを考慮して選んでいるが、世界
的に見ても日本の化学物質汚染の深刻さがうかがえる」と話してい
る。 (了)
[共同 9月 7日] ( 1999-09-07-18:12 )