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◎地下鉄駅で毒ガス訓練 米韓合同訓練始まる
【ソウル16日共同】朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の弾道
ミサイル再発射をめぐる緊張が続き中、年例の米韓合同軍事訓練
「乙支(ウルチ)フォーカスレンズ」が16日から始まった。
初日は金大中大統領が、北朝鮮の局地的挑発など有事を想定した
国家安全保障会議を召集したほか、地下鉄駅舎での毒ガス対処訓練
なども実施された。
毒ガス対処訓練は、ソウル中心部の住宅街密集地の地下鉄駅構内
で、正体不明の毒ガスが散布されたと想定、陸軍特殊部隊などが警
察、消防隊員と合同で救助、ガス駆除作業などを展開した。17日
には、ソウル市内で生物・化学兵器の投下を想定した訓練も行われ
る。
同訓練には、5万6000人の韓国軍と1万4000人の在韓米
軍兵士が参加するほか、在日米軍やグアム、米本土の部隊も一部合
流、部隊展開や指揮系統の点検などを行う。第7艦隊の旗艦、ブル
ーリッジを韓国へ派遣され、通信、指揮、部隊移動訓練などに参加
する。 (了)
[共同 8月16日] ( 1999-08-16-16:09 )