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◎対北朝鮮ミグ輸出に懸念 高村外相がカザフ外相に
高村正彦外相は6日午後、カザフスタンのトカエフ外相と外務省
で会談し、同国から朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にミグ21
戦闘機が輸出された問題について「朝鮮半島の安全保障環境に否定
的影響を与えることを懸念する」と述べ、事実関係の説明と再発防
止を要請した。
トカエフ外相はミグ輸出事件について「カザフスタン政府が承知
していない間に、違法に輸出された」と遺憾の意を表明。「両国関
係に否定的影響を与えないよう希望している」と述べた。
北朝鮮には、ミグ戦闘機30数機分の部品が輸出されたとみられ
ている。
高村外相はまた、キルギスの日本人拉致(らち)事件について、
カザフスタンの協力に謝意を示した。 (了)
[共同 9月 6日] ( 1999-09-06-17:13 )