日本も血を流す覚悟を 国連PKOの必要性強調 渡辺泰造・前駐インドネシア大使

 
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投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 03 日 17:07:51:

回答先: 東チモール 治安次第で国連枠外での介入も=日本の参加も想定−NZ外相 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 02 日 18:44:03:

◎日本も血を流す覚悟を 国連PKOの必要性強調
 【クアラルンプール2日共同】渡辺泰造・前駐インドネシア大使
は2日、訪問先のクアラルンプールで共同通信と会見、東ティモー
ル情勢について「国連平和維持活動(PKO)の派遣が必要で、日
本の参加も当然だ。血が流れる危険な任務になるが、責任ある態度
を取らなくてはいけない」と述べ、日本は治安維持に積極的に貢献
すべきとの考えを示した。
 前大使は「東ティモール駐留のインドネシア国軍部隊が“関東軍”
化しており、暴力が収まることはない」と、米国やオーストラリア、
日本などを中核とするPKO部隊派遣の必要性を強調。時期につい
ては「インドネシアの国民協議会が東ティモールの地位を決定して
から」と述べた。
 住民投票結果について前大使は、自治支持の勢力が予想以上に強
く、独立派の圧勝とはならないと予測。「独立してもインドネシア
との協力がなければ食べていくことさえできない」と、資源のない
東ティモールの前途に懸念を示した。
 独立を選択した場合のインドネシア他地域への影響について「ア
チェの分離はスマトラ島の分割を意味し、インドネシア政府は絶対
認めない。イリアンジャヤは人種も単一でなく、統一運動は組織で
きない」と、両地域が独立に向かうことはないとの見方を示した。
 前大使は「日本は、民主的プロセスで選ばれた指導者と協力し、
インドネシアの統合と安定を支援することが最も重要だ」として、
分離・独立の動きが広がるのは日本の不利益につながると強調した。
                           (了)
[共同 9月 2日]  ( 1999-09-02-18:55 )




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