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◎漁船員20人ロシアが釈放 2日根室に帰還
外務省は1日夕、北方4島付近で8月下旬にロシアに拿捕(だほ)
された日本漁船3隻の乗組員計23人のうち、それぞれの船長を除
く20人を釈放するとの連絡がロシア側からあったと発表した。
これを受けてロシア側と調整した結果、2日朝に国後島の古釜布
(ふるかまっぷ)港で、北方墓参のために4島を訪問中の「北王丸」
が乗組員を引き取り、同日中に根室港に帰ることが決まった。船長
3人と船体の取り調べは続けるという。
拿捕されていたのは、北海道・釧路市漁協所属のサンマ棒受け網
漁船第62欣星丸、歯舞漁協所属の底はえ縄漁船第58康洋丸、根
室漁協所属の同第11静栄丸。先月26日から27日にかけて歯舞
諸島付近でロシア国境警備艇に拿捕された。
釈放の連絡は、ウラジオストクのロシア国境警備局からウラジオ
ストク総領事館に入った。 (了)
[共同 9月 1日] ( 1999-09-01-19:23 )