Re: ボツリヌス菌関連(From あめぞう時事ニュース)

 
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投稿者 明星 日時 1999 年 8 月 30 日 10:18:13:

回答先: Re: ボツリヌス菌関連(From あめぞう時事ニュース) 投稿者 アストロ糾弾 日時 1999 年 8 月 29 日 21:03:13:

ボツリヌス菌が混入した事は企業責任でしょう。
野菜の洗浄不足また、ハチミツから混入したのでしょうか。

日常生活にも危険が多いと言うことを覚えなければいけません。正しい知識は大切でしょう。

ボツリヌス菌について
1.ボツリヌス菌の特徴
ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)は嫌気性のグラム陽性桿菌で、
熱に強い芽胞の形で自然界に分布しています。 
芽胞が混入した食物を適当な条件下(@嫌気状態 A30〜40℃ BpH4.5以上)
で保存すると芽胞が発芽、増殖し毒素を産生する可能性があります。
毒素は強力な神経毒ですが、熱に弱く、80℃30分もしく
は100℃10分の加熱で毒力を失います。

2.ボツリヌス中毒の特徴
ボツリヌス中毒は食物中で菌が増殖し、産生した毒素を摂取する
ことによって起こる急性食中毒です。症状は毒素摂取後12 〜36時間後
に現れることが多く、脱力感やめまい、物が見えにくいなどの神経症状が現れ、
重症例では呼吸失調によって死亡します。

3.原因となる食品
アメリカ、ヨーロッパでは自家製缶詰やソーセージが原因として多く挙げられています。
日本では「いずし」によるものが多く発生していますが、
真空パックのカラシレンコンでの事件も知られています。

4.予防方法
加工食品によるボツリヌス中毒を防止するためには、以下の点に気をつけましょう。
(1)菌(芽胞)の除去…家庭で缶詰や発酵食品などを作るときは材料をよく洗う。
(2)菌の発芽増殖の防止…120℃4分以上の加熱をする。
pH4.5以下にする。食品を乾燥させる。などの対策を取る。
(3)毒素の不活化…80℃30分もしくは100℃10分の加熱をしてから食べる。
(4)毒素の摂取防止…真空パックや缶詰が膨張していたり、
食品に異臭のある時は味見程度でも口にしないようにする。

((ボツリヌス菌以外の毒素の場合、煮沸しても不活化しないものもあるので、何でも煮沸すれば食せるというのは間違い。
細菌も煮沸すれば全て死滅するというのも間違い。
ちょっと違うが医者で未だにオートクレーブを使わず、
シンメルブッシュを使っている医者がいたのには驚き、
もちろん器具はヒビテンと、アルコールだけで使い回す医者が多いですね。
ディスポ使え馬鹿野郎。
))

[相談] 赤ちゃんにハチミツを与えてよいか。

ハチミツを赤ちゃんに与え、栄養補給したいと思いますが、
与えてよいものでしょうか。友人はまだ早いのではないか
というので、不安です。

[回答] 

一才未満の乳児(特に生後3週から8カ月未満)では
乳児ボツリヌス症を発症することがありますので、
一才未満の乳児には与えないでください。ハチミツは
ボツリヌス菌に高率に汚染されており、 ボツリヌス菌の芽胞が
経口摂取される恐れがあります。 乳児ではボツリヌス菌の芽胞が
腸管内で発芽・増殖して、そこで毒素が産生され、
その毒素によって乳児ボツリヌス症が発症します。乳児ボツリヌス
症の潜伏期間は3-30日位です。 症状は便秘(3日以上)が
一般的で、次第にぐったりして、泣き声が弱くなり、
ミルクの飲む力が弱くなり、表情もなくなり、眠りがちになります。
なお、致命的になることは稀です。 治療は対症療法になります。
ボツリヌス菌は土壌やチリの中に広く存在していて、
ボツリヌス菌の芽胞が経口摂取される可能性がありますが、
健康な小児や成人は耐性で発症すること
はありません。





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