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MOX輸送に抗議が殺到しているようです。
「あの不審船の」(*^_^*)山崎氏。
http://www.jca.ax.apc.org/aml/9908/13715.html
Subject: [aml 13715] MOX情報韓国と南ア From: 山崎 久隆 複数のメーリングリストに送っています。重複ご免。 あ、それからNHKだけが流したニュースに「韓国での抗議行動に配慮して輸送ル
Date: Sun, 29 Aug 1999 04:23:45 +0900
Seq: 13715
日本では見事なまでに全く報道されていません。わずかに南アの西ケープ州のアダ
ムス環境大臣の発言とオーストラリア上院での通過拒否決議程度は共同通信が流しま
したが、一体船はどこにいるのやらとか、他にも批判をしている国があるのにとか、
書くべきことはたくさんあるだろうに。
というわけで、海外報道が頼みとなり、インターネットで各地のニュースをさがす
日々です。(=^_^;=)それの下手訳ですが、状況はみてとれるだろうと思います。
ート変更」というのがありました。他のメディアが追いかけないので確認中です。
そのもとになった「韓国での抗議行動」についての報道も紹介します。
核>MOX輸送>韓国環境運動連合が抗議(釜山
ちょっと前の情報になりますが、韓国環境保護連盟が釜山の日本領事館前で開いた
集会の報道が、KOREA HERALDの記事にあります。
この内容を紹介します。
プルトニウム輸送に関して日本領事に抗議
釜山発
約100名の環境保護団体活動家や市民が、ヨーロッパから日本に向けて行われて
いる論争の的のプルトニウム輸送に抗議するため、昨日(7月22日)釜山の日本領
事館前で集会を開いた。
韓国環境保護連盟(KFEM)のメンバーが先導してデモ参加者は、日本の軍国主義の
復活と核武装のサインであるとする抗議声明を発表した。
「日本は既に5トンの核兵器に使用可能なプルトニウムを保有しており、2010
年までにそれを50トンにまで引き上げようとする計画を持っている。」と声明には
書かれていた。「我々はプルトニウムの日本への輸送を阻止するために、世界の主要
な環境保護団体と団結した戦線を構築するつもりだ。」
2隻の貨物船、パシフィック・ピンテールとパシフィック・ティールはプルトニウ
ム混合酸化物燃料(MOX)を40体積んでいる。輸送を阻止しようとするグリーン
ピースと韓国の環境団体活動家の努力の中を、水曜にバローを出帆した。
活動家は輸送に伴う災害が、環境をひどく汚染しそして人間の生命をも犠牲にする
ことを恐れている。プルトニウム燃料は放射性毒性で核兵器に使用可能なプルトニウ
ム446キロを含み、関西電力と東京電力の運転する従来型軽水炉に装荷される。
その輸送ルートがまだ明らかにされていないが、9月中に日本に到着すると予想さ
れる。
これらの輸送は、韓国の南東の先端にある釜山から50キロ程度の距離まで接近し、
朝鮮海峡を通過するかもしれないと恐れられている。
日本の政府はしかし、そのルートはとらないと7月初旬に約束している。
数年前から日本の通産省は使用済燃料のリサイクル計画の一部としてMOX、従来
型原子炉で使用済燃料から抽出されたプルトニウムとウランを組み合わせた燃料を使
う計画を進めている。
その計画では、約45トンの日本のプルトニウムが英仏の再処理プラントで分離さ
れ、2010年まで日本に向けて返還輸送される。
多くの環境グループとアイルランド、ニュージーランド、カリブ海25ヶ国を含む
政府は、輸送に関して安全と安全保障への関心を声に出している。
核>MOX輸送>7/28環境団体が抗議行動予告
ちょっと前の情報になりますが、韓国環境保護連盟とグリーンピースが共同で海上
抗議行動を行う旨を記者会見で明らかにしています。
KOREA TIMESの記事によりますと、釜山の環境保護団体とグリーンピースは28日
に記者会見を開き、共同で海上抗議行動を8月下旬から9月の終わりにかけて計画し
ており、日本にも来るとのことです。(ま、秘密じゃなかろうと思うので書きますが、
グリーンピース・インターナショナルの核問題担当のショーン・バーニーさんは既に
日本に来ています。)
核>MOX輸送>8/16南アインデペンデント紙
今回の輸送は、引き続き行われるであろう、英仏から日本へのプルトニウム燃料輸
送の前哨という位置づけであることから、沿岸を離れた以降も南アフリカでは、この
あとに続く輸送を念頭にして、批判する声が政府部内からも上がっていることが報じ
られています。
8月16日のインデペンデント紙から。
ケープ周辺を通って危険な核物質を運ぶことは、望ましいものではない。たとえ核
による汚染がなかったとしても、地域の重要な産業である観光産業と漁業に重大な脅
威を与える。
これは、日本の原発に向けた450キログラムのプルトニウムとウランの混合燃料
を運んでいる2隻の船が、先週ケープを回って通過していったことが公表された後に、
ウエスタン・ケープ州のグレン・アダムス環境大臣による警告である。
パシフィック・ティールとパシフィック・ピンテールは南アフリカ政府の要請に従
って、南アフリカの200海里経済水域の外を通過していったと伝えられる。
けれども輸送は地元の環境保護団体とグリーンピースによる抗議行動を受けた。
船がケープ沖を通過していった後に、アダムス大臣は核物質輸送に責任のある3ヶ
国、英仏日と原子力会社の代表者と会見していたことを明らかにした。同じく彼は、
すでにグリーンピースの代表者とも会見をしていた。
「核燃料を消費する国が、事前同意なしで行うというのだったら、他のいかなる国
にも危険にさらさない方法を採るべきである。核の汚染のリスクを制限するべきであ
る」と、アダムスは語った。
「包括的な安全基準がこの輸送に用いられたのに対し、災害の残余のリスクはまだ
我々に課されている。科学的に精査されて開かれた信用できる、そして独立した環境
影響評価が利用可能ではない限り、予防原則に従っているとは言えない。」
アダムスは環境省としてウエスタン・ケープ州が危険な状況に置かれていることを
憂慮していたと語った。
「そして、
特に事故の場合、環境の核汚染があるかどうかにかかわらず、我々の海
の資源と観光業はもっとも大きな影響を受けるだろうこと、輸送が予知可能な将来に
関する限り継続することが予想されるから、我々の利益を守るためにはリスクの再発
を受け入れることはできない。これは我々の州として引き受けることができないリス
クである。」と、アダムス大臣は語っている。